かえるのがっしょう2
かえるのがっしょう1を、読んでいたいただいた後にお読みいただけたら幸いです。
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幼稚園の指導要領のねらいは、
年少さんぐらいから、子どもたちは、基本的生活習慣の確立
これは、何を、意味するかというと、
今までは、保護者様や大人の力を借りながら、過ごす事で、なんとか、生活できる
という事から、ほんの少しずつ・少しずつですが、
【自分の身の回りの事を、自分でやってみようとする】
【自分の頑張ってみたいことを自分でやってみようとする】
自立をしてみようというスタートラインに立ったんです。
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「この年代は、教えたらその通りに子どもは動くし、そのまましてくれるし、愛らしいし、褒めたら、いろいろと吸収するし、そんな、いろいろと考えなくても、ただ、覚えさせたらええねん」
と、きっと、大半の大人の方は思っておられるかもしれません。
しかし、上記【】の事を、知りながら子どもさんに関わるのと、そうでなく覚えてさせるのとでは、小学校中学年くらいになってくると、差が見え始めます。
今回の、「かえるのがっしょう」で保護者様が、子どもさんと、繋がりながら、音楽を楽しんでくださって、
保護者様の工夫に頭が下がりました。
かえるのがっしょうを弾くためには、日頃活用しない知識や情報・体の動き等、駆使しないと弾けません。
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⭕つまり、今まで経験してきている事を組み合わせながら、協応させながら、総合力を自分の力を信じてやってみようとしてくれているんです。
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保護者様は「やりなさい」というのではなく、子どもさんの疲れていない時に、
音楽に触れてもらう環境を、短い時間、取ってくださったり、
ドレミ唱に触れてくださったり、
保護者様が子どもさんに弾かせるのではなく、
保護者様がお一人でも、歌を歌ったり、弾いてくださったり。
その姿を見て、子どもさんにとって、
音楽は敷居の高いものではなく、
「ママがほっこりすることなんだ。僕もできることから参加してみたい😄」
と、
大人にとっては、音が違うよなぁと感じるところを我慢され、
ママが弾いたリズムを、子どもさんは、リズムを聞いて、ちゃんと合わせてくれてるんやなぁ。
今は、音が汚くても、リズムで心が通じているから、また、音は後々でも大丈夫よね😄。
⭕子どもさんの、今、できることにWELCOMEをしっかりしてくださっている。
⭕技を盗んで学ぶ(教えてもらうより、技を盗むことはとても大切だと私は考えています)なぜなら、自分に目標があって、その目標ができるようになるには、ママのここの部分をマネッコしてみようと、自分で、考えてているからです。自立でも、自ら学んでいますよね。教えてもらうより、よほど高度な事をしているからです。⭕
そこから、かえるのがっしょうを
子どもさん自らが学びたい・一曲弾けるようになりたい
という、何度も、繰り返すという忍耐力。
自己肯定感ができないと、続きませんよね。
失敗しても大丈夫。
かえるのがっしょうがなんとなくわかってくると
一人で練習したとの事。
自分を大丈夫と信じる心がないと、一人で練習まで繋がらないですよね。
ここまでくると
ママ、いろいろ教えてくれてありがとう
「僕、自分でやってみるね😄」
ママが隣についていなくても、自分で、自己訂正をしながら、自分を高めていく
という体験をされています。
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教えた方が早いと保護者様は思われているかもしれませんが、
【自分で学ぶ】ということは、挙げたのは氷山の一角で、これだけ、複雑な事をしているのです。
こういう事を丁寧に経験していると、
小4くらいになると、
努力するのは当たり前。動いてみることは当たり前。
これを楽しくやりたいと思っても、楽しくなるまでに、苦しい事が、あること。
自分にとって楽しくなくても、やってみて、自分で動いてみないと何も変わらない。
でも、
動いてみて失敗してみて、自己訂正をしてみて、自分のやってみたい事に近づける。
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難しい事を、できないから全拒否するのではなく、感じるだけでもしておこう。
等、
こういう姿勢を少しずつ、ほんの30秒からでもよいので、(根性でするのではなく)生活の中に入れておいてあげることが大切だと思います。
大きくなって、
複雑な思考が楽しくなると思います😄。
「はい、小学校になってこれらの複雑な事を、やってみなさい」
と、小学校中学年になって、急に言われても、
劣等感や出来なかったら恥ずかしいかもと、精神が成熟してからでは、なかなか失敗してもという心の鎧を剥がすのは、よほどの覚悟がないと、よほどのきっかけに出会わないと難しいです。
幼児期は、非認知能力を高めるのに一番適した年代です。
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この時期に、子どもさんにとって、
「じっくり時を過ごす」
ということは、とっても大好きな事です。
子どもさんにとって、『楽しいこと』ってなんだろう。
もう一歩、深い意味で考えさせてもらえる、お家での音楽活動。
保護者様、ありがとうございました🍀。
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